ゆりたこの漫画紹介

漫画紹介するブログです。ゆりたこっぺの漫画紹介よりはキャラ考察寄りのサイト。

君は武道館に立てない アイドル沙也加の最後

君は武道館に立てない1巻を読みました。

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この話は、武道館に行くことを望むアイドルたちが、夢をあきらめる過程を描いた悲しい漫画です。

 

1話から読んでたんですけど、ホントに悲しい。

「あきらめなければ夢は叶う」「努力は報われる」が声高に叫ばれる世の中、それを本気で信じやり遂げてき人達が、汚い大人達にぺシャリと潰される姿は本当に悲しい。

 

夢を諦めればこんなことにはならなかったのか?

 

残酷だけど突きつけられる答えとともに、登場人物の1人である沙也加の末路を語りたいと思います。

 

①沙也加は夢をあきらめればよかったのか?

②沙也加は枕営業をすればよかったのか?

③「消息不明」という意地悪な結末




ネタバレありです。



①沙也加は夢をあきらめればよかったのか?

 

20代後半の沙也加は、所属するグループが毎回解散にあい、そのたび新しいグループに行って…を繰り返してきたアイドルです。

アイドル業の収入はほぼなく、かけもちしてるバイトで生計を立てているので、そろそろアイドル業だけで生計を立てたい…と思っていました。

 

もうこの時点であきらめるタイミングあり。 

 

生計立てられないならあきらめる。

オーディションに落ちて向いてないと悟ったらあきらめる。

 

けれど沙也加はあきらめなかったのです…

 

沙也加はついに良さげな事務所へ所属できることになりますが、取引先と…接待を、マネージャーから持ちかけられます。

 

あきらかに枕営業に近いような、怪しそうな案件。

それでも、夢に近づけられるなら…と沙也加は引き受けます。

 

それからギャラ飲みをすることに。

お金はいっぱいもらえますが、後ろめたさもいっぱいです。

 

この時点でも夢をあきらめるタイミングはあった。

しかし沙也加は自分に「アイドルになるため」と言い聞かせ、遂には枕営業をすることに。

 

でも結局できず、相手を傷つけて逃げ出します。

 

別に逃げるのはいいんですが、ここまでくると遅い気がします。

怪しげな接待を持ちかけられた時から、アイドルになることをあきらめればよかった気がします。



結果論ですが。



②沙也加は枕営業をすればよかったのか?

 

沙也加が枕営業をしなかったことにより、色々あって薬物使用の疑いをかけられます。(沙也加はホントに薬物やってない)

 

これをマスコミにリークされ、謝罪会見みたいなことを開くことになります。

そこで沙也加にとって悲しいことがあり、彼女はやっとアイドルになることをあきらめます。

 

枕営業」という、手軽に若さと性を搾取しようとする人間が悪いんですけどね。

沙也加はしなくてよかったんです。




③「消息不明」という意地悪な結末

最終的に沙也加がどうなったかわからないというオチがほんとひどい。



事務所から見放され、古参ファンから見放され、親からも見放され、「沙也加さんは消息不明」のナレーションで終わり、この漫画を書いてる作者からも見放される。



ひどすぎるよ…!

 

ただこれが現実なんだなと思う。



日本人は無責任に「あきらめなければ夢が叶う!」

「努力は人を裏切らない!」と声高に主張するけど、実際夢を叶えられるのは一部の人だけですから…

 

 

 

やりきれない世の中。

売れるために、お金を掴むための知識と戦略(枕営業は論外)が必要ですね…

 

アニメ神無月の巫女 ソウマとツバサ兄さんがよい

神無月の巫女というアニメを見ました。

神無月の巫女2 [DVD]

 

千歌音ちゃんや媛子が、百合が話題になるアニメですが、私はソウマとツバサ兄弟もいいぞ…と強く推していきたいと思います。

(ツバサは画像左の緑の髪のお兄さんです)

 

神無月の巫女 1〈通常版〉 [DVD]

ソウマは画像右の人です

 

 

 

ツバサの良さを語っていきます。

 

ネタバレあり

なおソウマが弟、ツバサが兄です

 

①ツバサのソウマへ想い

②なんだかんだ助けてくれるお兄ちゃん

③最終回はホロり



なお幼少期のツバサ、めちゃくちゃ美男子なんです。そして幼少期のソウマはめちゃくちゃかわいい。

 

①ツバサのソウマへ想い

 

まず二人の過去から。

ツバサとソウマは幼少期、実の父親に虐待を受けていました。

このままではまずいと判断したツバサは、父親を殺します。

ソウマは心優しい大神家に引き取ってもらい、ツバサは弟とは縁を切り自分は少年院へ。

その後かなり荒んだ生活をします。

 

 時は時に流れ、色々あってツバサとソウマは再会し、共に戦える運命に!

 しかし、ソウマはツバサのことを忘れてしまっていました。(ツバサ父親殺しを見てショックのあまり忘れたそうです)

そればかりか、ソウマは想い人、姫子のために、ツバサとともに戦うという選択肢を拒みます。

 

本当はずっと一緒にいたかった。

でもソウマの幸せを願い、離れた。

けどようやくまた一緒にいられる、そう思ったのに!

 

このバカ弟がー!!!

 

ってな感じでツバサはソウマをボッコボッコにします。

久しぶりの兄との再会なのに変わってしまった兄に動揺&あまりの強さに、ソウマは圧倒されてしまいます。

しかしソウマの姫子への想いはめちゃくちゃ強かった。

そして姫子の力もすごかった。

色々なミラクルで、ソウマはツバサに勝ちます。

 

ここまでのツバサは正直なんかやべー兄ちゃんって感じでした。

ソウマに大きすぎる感情を持ち過ぎているというか。

あと声優さんの演技と作画も相まってなんか怖いし…



②なんだかんだ助けてくれるお兄ちゃん

 

そんなツバサですが、主人公の千歌音ちゃんと戦う中で負けを悟ると、自分の剣を放り投げ散っていきます。そして、その剣はソウマの手に渡ります。

ちなみにこの時ソウマは千歌音ちゃんから武力を奪われジリ貧だったので、ツバサソードはめちゃくちゃありがたいのです。

 

この辺りからこの兄ちゃんただヤバい人なんじゃないんだな…と思い始めました。

 

ソウマはツバサソードを手にとって戦いますが、力の使いすぎで石になってしまい動けなくなってしまいます。

そんなソウマを見て、バカな弟だなみたいなことをいうツバサ。

でもソウマは大好きな姫子のために戦うことに後悔はない様子。

 

そのソウマを見て、ツバサはツバサソードを手に取り、なんとソウマを斬ります。

しかしそれはソウマ自身を切ったのではなく、ソウマを石化させていたものを切ってくれたのです!

 

このおかげでソウマはもう1度戦うことができ、

「俺に出来るのは、せいぜい地球を救うことくらいだけど。お前たちの為にケジメをつけたいんだ」という名言を言うのです。

大好きな姫子が千歌音ちゃんとラブラブしてるとこを見せつけられ、大失恋なのにこのセリフです。

かっこよすぎる。

 

でもこの名言もツバサが助けてくれなければ言えないセリフです。

 

もうツバサから目が離せなくなっていきました。

でもこの後ほぼ出番無いんだけどね。



③最後の場面に萌え

 

最終回の最後らへんになってくると、ソウマが救った世界でのツバサがチラッと出てくるんですが、公園で遊んでる兄弟っぽい子どもを見て、ちょっと笑ってるんですよね。勘違いだったらすいません。

しかも口元だけアップなシーンです。

 

 憎い演出です。

ソウマへ思いをぶつけることももうできないだろうけど、ツバサにも少しだけ平穏があるような、そんな解釈ができる場面です。

 

edが有名ですが、私はopが好きです。

opのツバサ、ソウマはめちゃくちゃかっこいい。

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ぜひ見てみてください!

 

ひぐらしのなく頃に巡 を読み終えて

ひぐらしのなく頃に巡の最終回を読んで、終わっちゃったな…と喪失感が半端なかった。

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ひぐらしのなく頃に 巡 (4) (角川コミックス・エース)

この表紙の時の沙都子が、あの手この手で雛見沢の仲間を殺すところにめちゃくちゃイライラしてたはずなのに、終盤沙都子の辛さに同情してしまった。

 

以下3つで解説していきます。ネタバレあり

 

①アニメの業卒とは違うラスト

梨花の孤独を埋めるには

③沙都子が悟史が背負っていくもの

 

コミカライズ最高でした。

 

①アニメの業卒とは違うラスト

アニメひぐらしのなく頃に 卒の終盤は、梨花沙都子が殴り合うという、違う私が見たかったものはコレジャナイ!感がすごかった。

なんで親友である2人の殴り合いを見なければならない。

 

でも巡の終盤は、梨花と沙都子の追いかけっこから始まり、梨花ちゃんが何度もループしてきたからこそ得た忍耐力で沙都子を追いつめる話になっており、これが見たかったんだよ!となった。

圭一をはじめとした部活メンバーと梨花が力を合わせ、沙都子をとめる。

こういうのがみたかったんですよ。

 

そして悟史くんが目覚めた、それだけで世界が180度変わり、圭一と悟史がゲームで戦うという夢のようなシーンも見せてくれた。

詩音と悟史のイチャつきもめちゃくちゃよかった。



梨花の孤独を埋めるには

梨花は無印の時、術はなかったとはいえ、何十回も圭一達を見殺しにしたよね。

そのことについては?ん?ってところがちゃんと言及されていてよかった。

 

また、アニメ版ひぐらし卒の最終回の「私(梨花)とあなた(沙都子)は世界でたった2人 ループを経験したもの(セリフうろ覚え)」のセリフ好きなんだけど、巡でも使われててよかった。

いくら雛見沢の皆と幸せに暮らしても、梨花はループ経験者という事実は変わらず、その経験を共有できない孤独はある。

でも、沙都子も同じループ経験者だからわかってあげられる。

こういうのっていいなぁと思った。

 

③沙都子が悟史が背負っていくもの

巡では、沙都子が何度も雛見沢の皆を殺した罪、にもちゃんと言及されていてよかった。

殺した皆が今私を許し笑っていてくれている、私は殺した感覚を覚えているのに(うろ覚え)って言ったのに対し、梨花は寄り添い共感してあげたのがよかった。

 

 沙都子もだが、悟史にも叔母殺しの業がある。

 アニメ版ではそこに触れられていなかったが、巡には不思議と大丈夫だと感じさせる雰囲気があった。

 たぶん巡の最終回の悟史の顔が頼もしかったこと、そして詩音が支えてくれるだろうという安心感があるからだろう。

 

「業」と「卒」の言葉の伏線回収がよかった。

 

ホントに、とまと先生、コミカライズお疲れ様でした!

姫神の巫女 宿敵が大切な人に変わる話

 

神無月の巫女というアニメをご存知でしょうか。

神無月の巫女(1) (角川コミックス・エース)

 

百合の金字塔と言われてます。

漫画版神無月の巫女を見て、私はそれがあんまりわからなかったのですが、パラレルワールド姫神の巫女という漫画版は大変素晴らしかったです。

【コミック】姫神の巫女(全3巻)

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ネタバレありで紹介していきます。

 

①いかにして千歌音ちゃんは媛子を好きになったか

②たとえ裏切られても

③素晴らしい恋愛に百合とか関係ない 

 

百合は…いいぞ



①いかにして千歌音ちゃんは媛子を好きになったか 

 

千歌音ちゃんと媛子は、御霊鎮めの日に殺し合いをし、勝った方が大蛇神の嫁になり、負けた方が大蛇神の生贄になる宿命です。

本当のところ、2人は殺し合いをしなければならない。

 

けれど媛子は千歌音ちゃんに初めて会った時に「私を殺していいよ だから私の1番大切な人になってください」と言うのです。 

殺し合いの儀式の日の御霊鎮めまでの間だけ、ということで一緒に買い物したり料理作ったり仲良くなっていく2人。

御霊鎮めの日に勝ちたいがため油断させる罠かもしれないと疑いつつも、千歌音ちゃんは媛子と過ごす時間、媛子の笑顔に愛おしさを覚えます。

 

そこの過程が尊いんですよ!

媛子の髪の色と同じ貝を拾ったり、媛子と会えない間、きっと媛子ならこうするだろうなと考えたり、媛子の姿を幻視したり。

 

千歌音ちゃんがいかにして媛子を好きになっていくかが丁寧に描かれているので、感情移入しやすく行動に納得できます。

 

少女漫画読んでる気分になります。

 

ですが、千歌音ちゃんは知ってしまうのです。

今までの媛子は全部演技で、語った言葉やあの笑顔さえも嘘だったということを。

 

②たとえ裏切られても

 

千歌音ちゃんは媛子への想いを自覚した時に、色々あって媛子の日記を見てしまいます。

そこには「これは罠である」「バカみたい」「笑い出さないようにするのが苦しい」「超びびった。殺されるかと思った。」と千歌音ちゃんの想いを、共にすごした日々を冒涜するような言葉が!

 

初めから罠だと思ってたのに、媛子を本気で好きになってしまった千歌音ちゃんは深く絶望します。



そして御霊鎮めの日。

千歌音ちゃんは媛子を徹底的に追い詰めます。

もともと千歌音ちゃんは媛子よりめちゃくちゃに強かったので、当たり前なのですが、運命の仇敵の歯ごたえのなさに冷めている千歌音ちゃん。

媛子へととどめを刺そうとした時。  

 

千歌音ちゃんの心臓が、媛子が放った針により刺されます。

 

千歌音ちゃんはわかっていました。

媛子がくれた日々が偽りでも、媛子には生きていてほしい、媛子を殺すことはできないと。

だから媛子にとどめを刺す刃が一瞬遅れてしまったのです。

最後に媛子へ愛を告げ倒れる千歌音ちゃんが美しく儚くつらい…



媛子の真意はぜひコミックスを読んでみてください。

千歌音ちゃんへ突き刺したあの針の意味を知ると、媛子の想いに泣きそうになります。



③素晴らしい恋愛に百合とか関係ない

 

大切な人のために、なにができるか。

それを教えてくれた作品でした。

 

最終回の2人がめちゃくちゃ綺麗なんですよー!!!

恋愛に男も女も関係ないね。

 

媛子と千歌音ちゃん、これから2人に待つ苦難の数々は計り知れない。

(駆け落ちしたカップル状態ですからね)

それでも2人なら歩いていける。

漫画ならではの媛子と千歌音ちゃんの表情の変化が見ていて幸せな気持ちになれる、そんな作品でした。

「私の大切な人になってください」の伏線回収が素晴らしかったです。

 

百合苦手だったけど、姫神の巫女みたいなプラトニックラブなら全然読めました。

百合初心者におすすめです。

※最後らへんでキスします

 

ぜひ読んでみてください!

ゲ謎 沙代ちゃん救出ルートを考える【ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生 沙代】

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎を年始早々見た。

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ゲゲゲの鬼太郎(1) (コミッククリエイトコミック)

 

原作の鬼太郎誕生を読んでおくと、エンドロールの物語がわかりやすい。



 

この絵より若いゲゲ郎、面影を持つ水木が観れるよ!

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ゲゲゲの鬼太郎(2)まくら返しと幻の夢 (ポプラキミノベル)

 

知人に勧められ、勧めた知人とともに見たのだが、沙代ちゃんがかわいそうでしょうがない。



あまりにも惨い彼女の半生を前に、辛いという感情しか出てこない。

二次創作や掲示板を見ても、沙代ちゃんが幸せになれる方法が見つからなくてつらい。

 

ということで。

沙代ちゃん救出ルートを自分で考えてみました。

 

①沙代ちゃん警察出頭ルート

②岩子さんと協力ルート(不可能に近い)

③ゲゲ郎と協力ルート

 

ネタバレありです!



①警察出頭ルート

時麿を狂骨で殺したとはいえ罪悪感たっぷりな沙代ちゃんは、耐えきれず水木に時麿殺しを打ち明ける。

そして水木と話し合い、警察へ出頭を決意。

1人でトンネルを抜け警察に訴えるも、その頃には狂骨による村人大虐殺が始まってるため、物的証拠もなく無罪となる。

村に帰っても何もない、誰もいないため東京で働きながら、水木を探す沙代ちゃん。 

 

最後に水木とともにいる鬼太郎を見つけ、ともに暮らす。

 

【このルートの問題点】

・このルートだと沙代ちゃん天涯孤独 箱入り娘なので、東京に行って悪い男に騙されないか心配

・自分の犯した罪に沙代ちゃんは潰されないか心配

・そもそも水木に狂骨で身内殺しましたと打ち明けるのが、ハードル高すぎる



②岩子さんと協力ルート(不可能に近い)

岩子さんが龍賀家に捕らえられる前に、父について行って東京に来ていた沙代ちゃん。

下駄の鼻緒が切れてしまった時、助けてくれた岩子さんと意気投合し親睦を深める。

 

村に帰った沙代ちゃんだが、数年後捕らえられた岩子さんに偶然会い、乙米の目を盗んで岩子さんと情報交換し、共に脱出を図る。

しかし狂骨を止めるため「必ず帰ってくるから」と1人残る岩子さんと約束し、沙代ちゃんは村を脱出。

 

沙代ちゃんは狂骨のせいで記憶をなくしてしまったが、東京で「誰か」を待つ日々を送る。

そして数年後岩子さんと再会。

岩子さんのつてでタイプライターの仕事とかできそう。

 

【このルートの問題点】

・そもそも沙代ちゃんが東京に行けることはない

・乙米の目を盗んで岩子さんと会うことは難しい

実現不可能なルート。

・ただ岩子さんなら沙代ちゃんを救えるかもしれないという謎の安心感。



③ゲゲ郎と協力ルート

沙代ちゃんが水木ではなく、ゲゲ郎に連れ出してほしいと頼みこむルート。

なので水木+ゲゲ郎+沙代ちゃんで行動するが、ゲゲ郎は沙代ちゃんが狂骨で身内を殺してしまったのはわかってるので、地下のシーンでの流れは一緒。

ただ、水木が沙代ちゃんの目を逸らしてしまったあの場面とは違い、ゲゲ郎は目を逸らさないと思う。

なので、正気に戻った沙代ちゃんは、狂骨で長田や乙米達を抑えておくので(長田達は殺さない)先に行ってくださいと言って、後ほど水木さん、岩子さんと合流し村を脱出。

 

脱出後に記憶をなくした者同士で、水木とともに東京で暮らす(自分がおじい様にされたことや身内を殺したことも忘れているが、罪悪感はある感じ)

 

そして鬼太郎と出会い、水木とともに育てる



【このルートの問題点】

・わりと成功しそうなルートだが、よそ者で得体のしれないゲゲ郎に心を開くか?という問題点がある

・沙代ちゃんの、人を殺してしまったツケの払い方があいまい






こう見ると結構、分岐点ってあったんだなーと思いました。

 

映倫がPG12だったため、鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 評価 で調べたりしましたが、わりと高評価だったので見たゲ謎。

洋画のミーガン見れたら見れますなレベルでした。

 

とにもかくにも沙代ちゃんが幸せになれる世界線が見たい。

 

I beg youやあなたは煙草 私はシャボンを聴きながらそう思った。(沙代ちゃんイメージソング)

https://youtu.be/pCC6qbAnX00?si=FvYcH_qHsuld3ctE

I beg you / 花びらたちのマーチ / Sailing(通常盤)

https://youtu.be/qKrw7o8FMV8?si=Pr-S5vEizQ9piPoh

あなたは煙草 私はシャボン

 

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映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』オリジナル・サウンドトラック

【チラシ付映画パンフレット】 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 出演(声):関俊彦.木内秀信.種崎敦美

極限夫婦 高弘は桃子のことが好きだったのか?

 

極限夫婦、この漫画の高弘と桃子夫婦の話はネット広告でもよく見かけると思います。  

浮気したメガネの男が「俺に養われてる分際で〜?!」と逆ギレするアレです。

女の方は実は専務妻の姪っ子だったっていうアレです



今回はモラハラ夫の高弘について以下の3つで考察しようと思います

 

①高弘は結婚前、桃子をどう思っていたのか?

②結婚してから桃子をどう見ていたのか

③高弘が気づくべきだったこと

極限夫婦 season1の感想やネタバレがありますのでご注意ください。

①高弘は結婚前、桃子をどう思っていたのか?

極限夫婦の話って、1話の話以外、結婚前に妻のことを夫はどう思っていたか、割と分かるんですよ。

 

だけど高弘は結婚前の桃子をどう思っていたか、桃子視点でしかわからない。

桃子視点でわかることは、

高弘は、キツめだけど面倒見のいい上司だったこと(高弘と桃子は元々は上司と部下)

 

その他の手がかりになりそうな情報は、桃子が離婚する!ってなった時に、高弘がいってた「桃子との結婚は、専務が仲人としてくれたもの」くらい。



そこから見えてくるのは、高弘は結婚前から、桃子のことを愛してなかったかもしれないという可能性。

桃子との結婚を、「専務が自分の将来性を見込んで進めてくれた結婚」と思っていた高弘は、自分の部下と結婚くらいいっか…と結婚した気がする。

 

1話の扉絵の表情の裏には、そういった考えがあったのかもしれない。

 

②結婚してから桃子をどう見ていたのか

season1読めば読むほど、高弘は桃子を自分の都合のいい奴隷としか思っていなかったんだと思う。

もはや人間とすら見ていなかったのかもしれない。

 

結婚して、桃子をうまく言いくるめれば、世間体は保てるし、専務の勧めた結婚をした会社での自分の株は上がったと高弘は考えていたはずだ。

 

桃子は離婚すると心に決める直前まで、高弘のことを愛し想っていたのに、高弘は桃子を服従させ続けることしか考えていなかった。ずっと下に見ていて、バカにしていた。

文字にすればするほど辛くなってきたので、これくらいにしときます。



③高弘が気づくべきだったこと

結局高弘は、結婚前、桃子を好きではなかったのか、好きだったのかはわからない。

でも高弘が気づかなければいけなかったことは、桃子の犠牲の上で今の生活があること、

桃子の意見にもっと耳を傾けるべきだったことだ。

 

もう全部遅いのだけど。

 

広告を一通りみてると、高弘の結末がわかりますか、やっぱりちゃんと本編読んだ方が面白いです。

離婚すると決めた以降の桃子の行動、動揺する高弘はめちゃくちゃ面白いので、ぜひ読んでみてください!

 

他の話も、意外に胸きゅんがあったり、離婚しない決断があったり、様々な夫婦の話が読めます。

 

極限夫婦はたま〜に少女漫画のような胸きゅんエピソードが入ってくるので、マジでおすすめです。



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極限夫婦(1) (アクションコミックス)

スィッチウィッチ ミホちゃんに明日はあるのか?

 

スィッチウィッチという漫画は、普通に生活していた少年少女がある日「あなたたちは能力者だから殺すね!」と大人達にぶっ殺されていくことから始まる漫画です。

ダークファンタジーやドロドロした話、暗い話が好きな人におすすめ。

スイッチウィッチ 2 (ヤングチャンピオン・コミックス)

 

今回は登場人物の1人、主人公の幼なじみで友達のミホちゃんについて以下の3つの視点で語ります。

(画像左の子だよ)

 

①ミホちゃんの生い立ち

②ミホちゃんが心から望んでいたことはなんだったのか

③ミホちゃんは幸せになれるのか?

ネタバレありです!

①ミホちゃんの生い立ち

 

ミホちゃんの両親は、国の都合でミホちゃんが生まれてすぐ死んでしまいました。

だから、国から支給される多額の養育費目当ての養父母に、ミホちゃんは引き取られました。

 

養父はミホちゃんを性欲のはけ口にしました。

養母はミホちゃんをストレスのはけ口にしました。

 

つらく厳しい現実から逃避するため、ミホちゃんは本当の両親が自分を助けに来てくれる夢を妄想します。

でも現実は悪化するばかりで、誰も助けてくれません。

 

そんな中、主人公と出会います。

主人公は自分と同い年の女の子。

主人公には優しい母親、おいしいお茶。

そこでミホちゃんは、自分がみじめな存在であることに気づきます。

 

ミホちゃんたちは物語開始時、中学生なのですが、この時期って友達と自分を比べやすいですよね。

大人なら逃げたり場所を帰れば済む話ですが、子どもの場合、「学校」という閉鎖空間から逃れられない。

ミホちゃんは自分が受けている虐待の数々を誰にも言えないまま、主人公と自分を比べ劣等感を肥大化させていきます。

ミホちゃんは表面上はいい子なので、腹黒キャラと思われそうですが、本当は誰よりも優しさとあたたかさに飢えている子だと思います。

だからこそ、ミホちゃんが救われなかった事実と、ミホちゃんが主人公に対して抱えてしまった劣等感が悲しくて仕方ない。

 

話は戻り、ある日、ミホちゃんは自分が能力者だと知ります。

大人たちはミホちゃんを殺そうとします。

でもミホちゃんは、能力を発動させ、殺そうとしてきた大人たちを返り討ちにしました。

ミホちゃんは自分の能力を自覚しました。

それは自身が女王様になれる能力でした。

 

ミホちゃんが自分の能力を行使し兵隊を増やす様は爽快です。同時に力に溺れてしまった者の末路が見える。

ミホちゃんの死へのカウントダウンはもう始まってしまったのです。



②ミホちゃんが心から望んでいたことはなんだったのか

 

ミホちゃんは自分をなぶってきた養父母を壊し、自分の言うことを聞く兵隊を増やしていきます。

それでもミホちゃんの心は重いままです。

ミホちゃんは主人公を屈服させることにしました。

そうすれば心は晴れるはずと考えたからです。

ですが主人公も能力持ちで、さらに「特別」だそうです。

反対に力を行使し過ぎたミホちゃんは、自分の体がボロボロになっていくのを感じます。

 

「私はただやられたことをやり返しただけなのに」と思うミホちゃん。

壊れゆく体と意識の中で、ミホちゃんが本当に望んでいたことはなんだったのでしょうか。

主人公をなぶれば、ミホちゃんの心は晴れたのでしょうか。



ミホちゃんが本当に望んでいたことは、虐待されている現状を助けてくれる大人だったのではないかと思います。

でもミホちゃんは繰り返される虐待の日々の中、本当の両親が助けに来る妄想が叶わないように、自分を助けてくれる人はいない、この願いは叶わないと思ってしまった。

 

そんな中、ミホちゃんの力が発現し、自分をなぶった大人達に復讐し、主人公さえもなぶろうとしたら、主人公が「特別」という事実を突きつけられ、自分は惨めに壊れ始め、さらに劣等感は膨らんでいく。

 

ミホちゃんの最期の唯一の救いは、主人公がそれらを受け止めてくれ、引導を渡してくれたことです。精神世界みたいな描写なので、本当は主人公が勝手に妄想してるだけかもしれないけど。



「もしも」の話で、鼻から上が描かれてない大人ミホちゃんの描写はつらすぎます。

叶わない夢だからこそ、幸せそうに見える大人ミホちゃんはつらい。

 

③ミホちゃんは幸せになれるのか?

本編で1回死んでしまったミホちゃんですが、最終回の世界ではミホちゃんは引越したことになってます。

ミホちゃんへの虐待は無くなったのでしょうか。

少なくとも、主人公への劣等感を抱える必要がなくなったのでよかったのでしょうか?

モヤモヤする終わり方でしたが、ミホちゃんには幸せになってほしい。



スィッチウィッチ、

ミホちゃんの能力、裏ミホちゃんと表ミホちゃんは見ていていっそ清々しいので、ぜひ読んでみてください。

 

そして主人公の能力も、生理中の経血ドレスというビックリデザインなのでぜひ見てみてください。

スイッチウィッチ(4)(ヤングチャンピオン・コミックス)

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